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図中の「移動子」は、リニア単極モータの実験で用いたものと同様、磁石と一体になった導体を想定
台車は、移動子を加速するためのレールと電源装置を含んでいる。(2003.06.07)

本システムの台車と移動子は「レールガン」に置き換えても良い。 つまり、レールガンで加速した弾をレールガン自身にぶつけて加速するのを繰り返す。
レールガンは本ページのリニア単極モータ同様、移動子の加速の際に反作用が働かないことが知られている。 よってナイーブに考えれば上記のような操作が可能なはずである。

なんだかどこかおかしいとは思うのだが、エネルギー保存則は成り立っているし、
電磁気学的な視点も含めれば(つまり静電磁界が運動量を持つ点を考慮に入れれば)運動量保存則 も成り立っていそう。…しかし、限りなくインチキくさい

それと、マクスウエル方程式から導かれる電磁界の運動量は、静電磁界の場合はD×Bだが、 動的に変化する電磁界の場合には余計な項が付く。これも要注意かもしれない。 なぜなら、上記のような操作を行うためには、電流を制御する必要があり、 そうすると装置の電磁界も動的になるからである。