位置エネルギーを利用したローラーコンベヤー (Potential energy powered Roller Conveyor)
(2009.08.16 更新)
上記のタイトルをみると、ローラー上の荷物を下り坂に沿って転がしていくようなイメージを持つが、違う。
ローラーは(動力により)駆動され、その動力源が重りの位置エネルギーとなっているという意味である。
以下に写真を示す。
おもりを巻き上げて、スタンバイの状態。右側の荷物を少し押してやると、ローラを駆動するための
重りにつながったロープ(チェーン)の留め具が外れ、荷物の下のローラーだけが回転を始めて
荷物を画面左側のローラー上へと押し出す。すると荷物に押されて回転を始めたローラーはまた同様に
留め具が外れて荷物をさらに左側のローラー上へと押し出し、連鎖反応のようにして荷物の真下にある
ローラーだけが次々と回り出して荷物を運んで行く。
以下の写真は荷物を左側へ運び終わって全てのローラーの重りが一番下まで下りた状態である。
実際に荷物を坂の上まで運ぶ様子
ローラーコンベアの動作の様子のムービー (5.25MB)
実際のところ、こんなにうまく動くとは思っていなかった
もっと巨大なの作って人間を運んでみたり、うんと長いのを作って100メートルくらい連続して動かしたりしてみたいものだ。
試された方がおられましたら是非メールください。
本コンベアの特徴
- 「ドミノ倒し」という遊びがあるが、これはドミノが倒れるという現象が次々と連鎖反応的に伝播していくもので、
本コンベアと類似するが、本コンベアは現象の伝搬の主体として実際にモノを運んでいる点がドミノ倒しとは決定的に異なる。
- 本コンベアを直列に並べて長いコンベアを作れば、どんなに長い距離でも荷物を運ぶことができる。
- 通常のコンベアとは異なり、荷物が1つ通過するたびに再び重りを巻き上げてやらなければならない。連続して複数の荷物を運ぶことができない。
- これをつついてガラガラと動く様子をみると、なんだかスカッとしてとっても癒されるのだけど、それは私だけ?
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