変わったレールいろいろ (Since 2004.03.16)

小生は通勤に電車を利用しているのだが、ある日電車がポイントレール(いわゆる分岐)の 上を通過する際にほとんど揺れも振動もなく、 むしろレールの継ぎ目を通過するときのほうが大きな音を 立てているのに気がついてしまった。
ポイントレールと電車の車輪をよく観察してみると、ポイントレールには 車輪のフランジ(脱線防止用のつば)を通すための溝が刻まれており、 車輪のタイヤというか、車重を支える円筒(正確には円錐状)部分はこの溝を 横切って通過しているはずである。 何で音を立てずに通過できるんだ?と疑問を抱いていろいろ調べるうちに、 珍しい形状のレールに関する写真がいくつか集まったので、 立体図形コレクションに加えることにした。
東急電鉄大井町線自由が丘駅の3分岐レール(2004.03.16)
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トングを動かすための2つのシリンダがレールの左右に配置されている

オランダ・アムステルダムの路面電車の線路(2004.03.11--13)

IAS8という国際会議に参加したときに撮った「トラム」と呼ばれる路面電車の線路の写真
街中を走る路面電車はかなりの急カーブを曲がっていて、 車輪のテーパーによる内輪差で 曲がっているとは思えない。 路面電車独特の溝つきレールの溝に沿って強制的に曲げられているようである。 プラレールという電車のおもちゃがあるが、これと同じようである。
同じトラムでも、郊外の直線部分では普通のレールの上を走っていた。


交差点の様子
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交差点で3方向へ分岐:
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ガントレット:2つのレールが合流しているように見えて、実は合流してない
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2つのレールが合流している部分に別のレールが交差している
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道路の途中で途切れたまま放置されたレール
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