海事統計学
九州大学 工学部地球環境工学科 船舶海洋システム工学コース2年前期
講義内容
海事における不確実性問題の表現と扱い方について述べる。
(海事を具体例に取り上げる確率・統計学)
講義資料
第1回 海事統計学概要・統計データ処理(平均・分散)
第2回 相関/回帰
第3回 確率論の基礎1:事象と確率・条件付確率・ベイズの定理
第4回 確率論の基礎2:離散な確率分布と期待値・分散
第5回 確率論の基礎3:確率変数が連続値をとる場合
第6回 2変数の確率分布
2018年度は都合により実施していません
第7回 最尤推定
第8回 標本分布(母比率の区間推定)
第9回 標本分布(正規分布の期待値の区間推定, t分布)
第10回 標本分布(正規分布の分散の区間推定, カイ2乗分布)
第11回 仮説検定(母比率の検定)
第12回 仮説検定(正規分布の平均値の検定)
第13回 仮説検定(正規分布の分散の検定・度数分布の適合度の検定)
第14回 仮説検定(適合度の検定・コルモゴロフ-スミルノフ検定)
定期試験について
【日時】 2018年 6月5日(火) 1限 (8:40〜10:10)
【場所】 船2講義室
(再試験等で他の試験科目と重複する者は事前に申し出ること)
【持込み可能な物】
筆記用具
A4用紙1枚の手書きメモ (裏面も使用可・試験終了時に答案と共に回収)
コピーなど手書きでないものを持ち込んだ場合は答案を0点とする。
計算機の持込不可
【試験内容と配点】
・最尤推定 20点
・仮説検定 15点 ・区間推定 15点
・確率分布関数・確率密度関数の期待値と分散 20点
(一様分布・二項分布・ポアソン分布・幾何分布・指数分布・正規分布・t分布など)
・統計データ処理 10点
(平均値・分散・標準偏差・散布図・共分散・相関係数・メディアン・4分位数・モード・多重回帰など)
・その他(条件付確率など) 10点
【成績の付け方について】
試験は100点満点で採点する。
出席回数が全体の2/3未満の場合、学則により試験を受けることができない(欠席5回以上で試験の資格喪失)。
成績評価は、試験の点数(100点満点)で評価する。
(試験で60点未満の者の救済措置として、全演習およびレポートを計40点満点で評価して試験の点数に加え、
60点を超える場合は60点として成績を評価する。この点数が60点未満だと不可)
演習: 1回あたり2点で13回分、レポート 10点
【参考】第2回 相関/回帰の演習問題
多重回帰に関する演習問題(PDFファイル)
【参考】第7回 最尤推定の演習問題
演習問題(PDFファイル)
【参考】2017年度の定期試験問題および解答
2017年度海事統計学定期試験問題と解答(PDFファイル)
【参考】2016年度の定期試験問題および解答
2016年度海事統計学定期試験問題と解答(PDFファイル)
本講義の資料作成では以下の教科書を参考にしました:
- 宮川 公男 著:基本統計学,有斐閣(1999)
- 馬場 裕 著:数理情報科学シリーズ6 初歩からの統計学,牧野書店(1994)
- 佐藤 拓宋 著:電気系の確率と統計,森北出版(1971)
- ニューメリカルレシピ・イン・シー 日本語版(技術評論社)